日本発・遠隔医療DXによりASEANに新たな医療インフラを構築 ― 義肢装具製造を起点に、持続可能な医療提供モデルの標準化へ ―
パラマウントベッド株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:木村友彦、以下「当社」)は、経済産業省がAMEICCに拠出して行われるグローバルサウス未来志向型共創等事業において、当社が申請した「インドネシア共和国・タイ王国・ベトナム社会主義共和国/義肢装具製造DXを中核とした日本発・遠隔医療DXプラットフォームのデファクトスタンダード構築実証事業」が採択されましたのでお知らせいたします。
本事業は、日本で培われた遠隔医療DX技術をASEAN地域に展開し、医療アクセスの格差解消と持続可能な医療提供体制の構築を目指す実証事業です。当社グループが有する病院顧客とのネットワークを基盤に、遠隔義肢装具製造DX技術を、各国の制度や医療環境に適合した形で社会実装を推進してまいります。
■ 事業の背景と目的
ASEAN地域では、人口増加や高齢化の進展に伴い医療需要が拡大する一方、医療人材や専門設備の不足により、適切な医療サービスへのアクセスに地域差が存在しています。特に義肢装具分野においては、専門人材の不足や製造拠点の制約により、患者が適切な治療を受けるまでに時間とコストを要する課題があります。
当社は、インドネシアにおいて30年以上、タイにおいて15年以上にわたり事業を展開しており、現地の医療機関やパートナーとのネットワークを構築してまいりました。また、ベトナムにおいては製造拠点を有し、ASEAN地域における事業基盤を強化しています。
本事業では、こうした長年の事業活動を通じて蓄積してきた顧客基盤を背景に、後述する遠隔医療DX技術を活用することでこれらの課題解決を図り、各国の制度や医療環境に適合した形での社会実装を推進します。あわせて、医療提供体制の高度化と持続可能な事業モデルの確立を通じて、ASEAN地域における医療アクセスの向上とWELL-BEINGの実現に貢献してまいります。
■ 事業の概要
本事業では、インスタリム株式会社の遠隔義肢装具製造DX技術を基盤とし、3Dスキャン、AIによるモデリング設計、3Dプリントによる製造を遠隔で一体化した医療提供モデルを構築します。
インドネシアおよびタイにおいて、病院への導入、運用、保守、人材育成を含めた実証を行い、制度や医療環境の異なる国でも適用可能な標準モデルの確立を目指します。さらに、ベトナムにおける本件の横展開を進めるとともに、本プラットフォームを基盤として他の遠隔医療DX領域への展開可能性を検証し、再現性の確立を図ります。
■ 社会実装に向けた政府支援
本事業は、インドネシアおよびタイを中心に複数の医療機関への導入を行い、各国内において3Dプリンターや関連機器を含む設備を整備したうえで、製造・品質・教育・保守を含む運用全体の実証を進めます。こうした複数拠点での同時稼働により、運用実績を蓄積し、単一拠点では得られない規模での検証を行うことで、標準化に向けた基盤の確認を目指します。
また、本事業によって、義肢装具を提供する患者数について、インドネシアおよびタイにおいて5年間累計で約15万5千人への提供を目指します。
しかしながら、このような規模での同時展開には、設備導入や人材育成、運用立ち上げを含む初期段階で数億円規模の投資が必要となり、民間単独での段階的な導入では、検証のスピードおよび規模が限定され、標準化に必要な実証に長期間を要することが想定されます。
政府支援を活用することで、導入初期から必要な規模とスピードを確保し実証を加速することが可能となります。さらに、こうした規模とスピードの確保によって、現地政府・業界団体による認証や制度整備の促進が期待できます。
■ 代表取締役 社長執行役員:木村友彦のコメント
当社はブランドメッセージ「WELL-BEING for all beings」を掲げ、世界中のあらゆる人の健康的な日々とより良い人生を支えるための社会インフラづくりを目指しています。本事業では、インスタリム株式会社様の持つ3Dプリント義肢装具の製造技術と、当社グループがASEAN地域で確立してきた医療施設を中心とした顧客基盤を掛け合わせ、このエリアでの医療格差解消とウェルビーイング向上への貢献に向けて取り組んでまいります。
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