3. 吸引スイッチはどんなときに使うの?

吸引スイッチの機能と使い方についてご紹介いたします。

吸ってくれるの?と不安なときに

レシーバーをあてがい、いざ排尿しようというときに「本当に吸ってくれるのだろうか」、「こぼさないだろうか」と不安を感じると、緊張してしまい、なかなか排尿できないものです。初めて使用する場合には特にそのように感じてしまうかもしれません。また、女性の場合では、その身体的特性から「こぼす」、「あふれる」「もれる」といった不安を感じる方が男性に比べて多いようです。
そのようなときには、あらかじめ吸引スイッチを押してモーターポンプを作動させておきます。「センサーが本当に作動するのか?」という不安はこれで解消されるので、安心して排尿することができます。

疾病や薬の影響で、センサーが尿を感知しにくい方

糖尿病で血糖値が高い方や、内服している薬の種類によって尿の成分が変化し、センサーが尿を感知しにくい場合があります。このような場合にも吸引スイッチが活躍します。旧型のスカットクリーンでセンサーが感知しにくく、使用を諦めていた方には、ぜひ、吸引スイッチの付いた新しいスカットクリーンをお試しいただきたいと思います。

尿センサーの汚れランプが点滅しているときに

尿センサーの汚れランプが「点滅」しているときには、自動吸引はできません。しかし、すぐに洗浄できないケースも考えられます。このようなときにも、吸引スイッチが役に立ちます。ただし、この使い方は緊急対応ですので、尿センサーの汚れランプが「点滅」したら、速やかに洗浄していただくようお願いいたします。
※尿センサーの汚れランプが「点灯」しているときには、吸引スイッチを使用しても作動しませんので、ご注意ください。

吸引スイッチを押したら、止めるときはどうするの?

吸引スイッチを押して利用した場合、排尿が終わってモーターを止めるときには、再度吸引スイッチを押します。この2度目の操作から約10秒後にモーターは止まります。また、2度目の操作をしなくても、はじめの操作から3分後にはモーターを自動的に停止させます。
いずれの場合でも、センサーが尿を感知している場合はモーターを動かし続けるので、「もれ」や「あふれる」心配はありません。