エアマットレス ここちあ利楽flow

全自動運転の「ここちあ利楽」に、自動体位変換機能が付いたエアマットレスです。
圧切替型で最高レベルの体圧分散性を実現しています。

※体圧分散性については、当社のマットレスラインアップ内での相対比較です。

おもな特徴

ここちあ利楽の全自動運転に、自動体位変換機能を追加搭載しています。

スモールフロー機能(自動体位変換機能)やバックサポート機能、自動しっかり運転を搭載しています。「安静」⇄「背あげ」⇄「端座位・離床」の変化に応じて自動的に必要な機能に切り替わる全自動運転を実現します。

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利用者様の姿勢や背角度に合わせる、かたさ自動運転機能を採用しています。

AIを利用し、さまざまな体重・体形での、さまざまな動作パターンを学習させてつくりあげた独自の制御アルゴリズムを搭載したi-fitting(かたさ自動運転機能)が、利用者様の姿勢やベッドの背角度に合わせて自動的にマットレスのかたさを調節することで、常に効果的な体圧分散をサポートします。

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安定した寝心地に配慮し、エアセルの凹凸感を抑えた構造です。

高い体圧分散性を発揮しながら、安定性が高く、エアセルの凹凸感を感じさせにくく、自然な寝心地を与えられるように配慮しています。

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マットレスカバーは、清拭タイプと通気タイプを用意しています。

清拭タイプは清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバーであり、MRSAに対して抗菌効果を発揮する特殊加工を施しています。通気タイプはカバーを付けたまま丸ごと洗浄ができる通気・通水性を有しており、抗菌・防カビ加工を施しています。

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便利な機能で、さまざまな業務をサポートします。

エアマットレスを簡単に便利に使えるように工夫されています。また停電時や緊急時などの使い勝手にも配慮した設計が施されています。

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動画

「利楽flow」紹介動画 全編(3分)

「利楽flow」紹介動画 短縮版(30秒)

ラインアップ

用途に合わせて選べます。

清拭タイプ

清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバー。

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通気タイプ

取り外して洗浄可能な通気・通水カバー。

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スモールフロー機能による自動体位変換

4つのエアセル「スモールフローセル」を1つずつゆっくりと膨縮・収縮させることで、小さな体位変換を自動で繰り返し、同じ部位に圧力がかかり続けることを予防します。また手足の緊張感の軽減にもつながります。

身体に沿った形状で違和感を与えにくいスモールフローセル

胸部、臀部、大腿部の湾曲に沿わせるオリジナル形状のスモールフローセルを新開発。頭側は肩甲骨外側の縁に沿わせるように、足側は骨盤を包み込むように配置し、身体とのフィット感を高めています。

寝位置センサーによる制御で、自動運転中のずれ・転落を予防

下層ウレタンクッションにはさんだ寝位置センサーで、利用者様の寝位置や背角度を検知して、スモールフローセルの動作を制御。自動運転中の身体のずれや転落リスクに配慮しています。
※操作パネルを操作して、4つのスモールフローセルの中から動かしたくないセルのみ動作を停止することもできます。

ベッドの背あげに自動的に対応するバックサポート機能

ベッドの背角度が約30°以上になると、4つのスモールフローセルが同時に膨らみ、胸郭を両側から支えて、背あげしたときの上体のふらつきを抑えることで、ベッドからの転落を予防します。また、臀部を両側から包み込み、接触面積を増やして体圧分散性を高めながら、大腿部の裏側を支えることにより、床ずれの要因となる足側への滑り落ちを軽減します。
※バックサポート機能がOFFの場合は、ベッドの背角度が45°以上になると、スモールフローセルの動作が停止します。

離床動作を検知して対応する自動しっかり機能

寝位置センサーが沈み込みを計測して利用者様の姿勢を判定。マットレス端部への寝返り、端座位、起きあがりなどの離床動作を検知して、自動的にマットレス全体の内圧を上げてかたくします。マットレスへ沈み込み過ぎないようにすることで、姿勢を安定させて、ベッドからの立ちあがりや移乗がしやすいように動作します。
※自動しっかり機能が動作すると、膨らんでいた4つのスモールフローセルは自動で縮みます。
※しっかりモードがONの状態で約1時間操作がおこなわれないと自動的にしっかりモードがOFFになります。経過時間は操作パネルに表示されます。

独自の『i-fitting機能』で体重・体形から背あげや離床に自動対応

i-fittingは、体重連動自動調圧・体形連動自動調圧・背角度連動自動調圧を連携させてエアマットレスのかたさを常に自動的に設定しながら運転する機能です。電源を入れるとすぐに作動し、利用者様の体重や体形を検知してエアマットレスの内圧を自動的に設定します。その後、自動運転中は利用者様の姿勢や背角度に合わせてバックサポート機能や自動しっかり機能が自動的に動作します。

体重連動自動調圧

利用者様の体重に適した内圧に調整する機能です。独自のセンシング技術で体重を検知して、20kgから138kgまでの範囲で自動判定します。検知した体重に応じてマットレスのかたさを14段階で調整します。

体形連動自動調圧

利用者様の体形に適した内圧に調整する機能です。姿勢の変化を検知してマットレスのかたさに反映させます。円背や拘縮、骨突出などがある方の体形も判断でき、沈み込みすぎないように自動設定します。

背角度連動自動調圧

ベッドの背あげをおこなうときに、変化していく背あげ角度にリアルタイムで対応して、背あげ角度に適したマットレスのかたさに調整します。底づきを抑止しながら、背あげが終了するまで全自動で動作します。

ベッドから電源を供給し、床ずれリスクを抑えるベッドリンクⅡ

リンクケーブル(別売)で対象となるベッドと接続すると、ベッドから電源が供給されるので、マットレスの電源コードが不要になり(パワーリンク機能)、ベッド周りをより使いやすくすっきりと整理できます。また、i-fittingの自動調圧機能に、背あげをするときに身体のずれと圧迫感を軽減するE-ストレッチ機能と、背あげ動作後に背中をマットレスから浮かせる背ぬき機能が追加されます。
※対象となるベッドについてはお問い合わせください。対象以外のベッドでもi-fitting、E-ストレッチ機能、背抜き機能を利用できる機種が多数あります(ベッドリンクⅠ、パワーリンク機能は対象外です)。詳しくはお問い合わせください。

マットレスの縮みを抑えるE-ストレッチ機能

ベッドリンク機能がONのときに自動的に動作します。背あげが始まるとエアを急速に注入して、製品自体の重さや利用者様の重さでエアセルが収縮してしまうのを防止します。エアセルの収縮を防ぐことで、身体のずれを抑えるとともに、上から覆い被さるような圧迫感を軽減します。

背中を浮かせる背ぬき機能

ベッドリンク機能がONのときに自動的に動作します。背あげをしている間に高速で圧切替を実行します。背中から臀部を部分的にマットレスから浮かせることを繰り返して、背中がマットレスに押し付けられ皮膚が引っ張られる状態にならないようにします。

厚さ17cmの優れた体圧分散性

上層のトップクッションだけでなく底づきを予防する下層を加え、厚さを17cmにすることで優れた体圧分散性を発揮。体重20〜180kgまで底づきせずに効果的に体圧を分散できます。

圧切替機能

通常は3連の圧切替機能により、エアセルの内圧を2つおきに順番に低くしたり高くしたりすることを繰り返して、同じ部位に圧力が加わり続けないように動作します。

背あげ時にかかるずれ力を軽減するグライドシート

トップクッションを独自の「グライドシート」で包むことで、側地とクッション材の間を滑りやすくしています。背あげをするときには、側地を滑らせることで背部や踵部に生ずるずれ力を軽減します。逆に臀部は滑りにくい構造とし、臀部をしっかりと支えて骨盤を起こしやすくすることで、姿勢の崩れを抑えます。背あげに伴うずれ力を軽減することで、i-fittingの背角度連動自動調圧をさらに効果的に利用できます。

マットレスとの接触面の蒸れを軽減する除湿機能

エアマットレス内部に定期的に空気を送り出すことで、エアマットレス内に浸透した湿気や熱を排出します。

※除湿機能は初期設定ではONになっています。操作パネルでON/OFFの切り替えが可能です。

安定感が高いエアセルのユニット化構造

エアセルを3本ずつ連結させてユニット化させた設計です。各ユニットの自立性が高いので、身体を横たえた際にもエアセルが折れ曲ったり倒れたりしにくくなり、マットレス特有のエアセルの凹凸感が少なく、ウレタンマットレスに近い安定した寝心地を実現しています。

エアマットレスの凹凸を和らげるトップクッション

マットレスの上層に約1cmの薄いウレタンクッションを敷くことで、エアセルの凹凸を滑らかにした自然な寝心地でエアマットレスが使えます。

底づきを抑える4cmのウレタン製ボトムクッション

底づきを予防するために、最下層に4cmのウレタンクッションを配置しています。これにより、エアセルをより一層やわらかくでき、身体を沈み込ませやすくすることで体圧分散性を向上しています。

【清拭タイプ】清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバー

側地にはポリウレタンフィルムのコーティングを施し、内部への液体の浸透を防ぎます。耐薬品性なので清拭消毒に対応します(次亜塩素酸ナトリウムに対応)。
※KE-911S、KE-913Sのみ。

MRSA抗菌加工+消臭加工

表面に付着したMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して抗菌効果を発揮する特殊加工を施しています。また、ソフトフィット面には消臭加工を施し、排泄物・汗・体臭などの臭いの成分を吸着・分解します。表面のフィルムラミネートにより、清拭消毒を繰り返しても消臭剤には影響を与えないので、効果が長期間持続します。
※KE-911S、KE-913Sのみ。
※抗菌加工による人体への影響はありません。

【通気タイプ】側地を付けたまま丸ごと洗浄が可能

側地には、取り外して洗浄できるニット生地の通気・通水カバーを採用。身体とマットレスの間に発生する水蒸気(蒸れ)に配慮した構成です。エアマットレスの除湿機能を選択すれば、さらに蒸れが軽減できます。
※KE-911T、KE-913Tのみ。

抗菌・防カビ加工+消臭加工

MRSAだけでなく真菌類(カビ)、酵母類にも抑制効果があるので、微生物の繁殖が原因となる不快臭の発生を予防します。抗菌剤は水に溶けにくく紫外線の影響も受けにくいので長時間効果が持続します。また、ソフトフィット面には消臭加工を施し、排泄物・汗・体臭などの臭いの成分を吸着・分解します。
※KE-911T、KE-913Tのみ。抗菌加工・消臭加工による人体への影響はありません。

操作パネルでの手動操作

電源を入れると「かたさ自動運転」がスタートするので、通常は操作パネルでの操作は不要です。手動の操作では、任意のタイミングでマットレスをかたくしたり、体位制限のある利用者様に合わせて、4つのスモールフローセルの中から動かしたくないセルのみ動作を中止させたりすることができます。

大容量のビルトインポンプで省スペース化が可能

ポンプや送風チューブがマットレス内部に収納されているので、省スペース化が可能になるほか、ベッドの周りで動きやすく車椅子などの移動も妨げません。また、大容量のポンプによるターボ運転を実現しているので、まったく空気が入っていない状態から約10分でエアを注入し、片付けアシスト機能を動作させると約12分でエアセル内の残るエアを吸引します。

停電時もエアを保持

電源の供給が途絶えると、自動的にバルブを閉じて空気の排出を停止します。約2週間はマットレス内の空気を保持することができます。
※停電中はエアマットレスの圧切替などの機能は動作しませんので、利用者様の状態に注意してください。

緊急時にすばやく空気を排出する緊急排出装置

緊急時には側面のファスナーを開いてカプリングを外すことでエアマットレス内の空気を素早く排出して、迅速にCPRへ移行できます

シーツを簡単にセットできるシーツストッパー

マットレスの四隅にループ上のシーツストッパーを設けています。シーツの端を巻き込むだけで簡単に固定できます。体圧分散性を損なわないように、シーツの張り具合の調節も簡単です。

難燃加工

側地とポンプケースには、着火するまでの時間が長く、いったん着火しても燃え広がりにくい加工を施しています。

カタログ・取扱説明書