睡眠環境学会で「睡眠とテストステロン量の関連」・「就寝前のアロマスプレー使用が女性の睡眠に与える影響」など3件のポスター発表

 2025年9月12日〜13日に江戸川大学で開催された「第34回日本睡眠環境学会学術大会」にて、パラマウントベッド睡眠研究所の片山璃沙子、塩貝有里、木暮貴政は「ベッド設置型センサから算出した睡眠変数とテストステロン量の関連」・「就寝前のアロマスプレー使用が女性の睡眠に与える影響」についてポスター発表しました。また、「Heartbeat-Evoked Potentials (HEP) を用いたREM周期における内受容感覚の比較」について木暮貴政、井上智子が共同演者としてポスター発表しました。

睡眠とテストステロン量の関連

 42歳~60歳の男性14名を対象に、当社製品のベッド設置型センサ「Active Sleep ANALYZER」から計測された3カ月間の夜間睡眠と同時期にホルモン検査キットから測定したテストステロン数値との関連性を検討しました。毛髪から測定されたテストステロン量が多いほど、睡眠状態が悪いという相関関係(因果関係ではありません)が認められましたが、今回の対象者は、睡眠負債が蓄積しているかつテストステロンが少ないという偏った集団であったことが考えられ、今後さらなる検討が期待されます。

就寝前のアロマスプレー使用が女性の睡眠に与える影響

 セドロールを含むアロマスプレーの睡眠改善効果を評価するため、35歳~70歳の女性25名を対象に、1週間の使用期間と非使用期間を比較評価しました。睡眠の客観的データは「Active Sleep ANALYZER」により計測し、併せて主観的なアンケート調査を行いました。その結果、アロマスプレーを就寝前に使用することで、主観・客観の両面で睡眠が改善することが示唆されました。

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