お知らせ

2017.07.26

株式会社プラッツに対する特許権侵害訴訟の提起について

■株式会社プラッツに対する特許権侵害訴訟の提起について
 当社は、本年7月19日に株式会社プラッツに対し、当社が保有する3件の特許権に基づき、同社が販売するベッドが特許権を侵害すると主張して、当社が受けた損害の一部の支払い及び一部の製品の販売差止めを求めて特許権侵害訴訟を東京地方裁判所に提起いたしました(平成29年(ワ)第24210号)。

 

■訴訟提起に至る経緯について
●平成28年12月9日:
 株式会社プラッツに対して同社製品の一部が特許権2件を侵害する旨通知し回答を求めました。これに対し株式会社プラッツより、上記2件の特許はいずれも無効である旨回答がありましたが、具体的な根拠の説明はありませんでした。

 

●平成29年2月14日:
 株式会社プラッツが主張する特許無効の根拠を明らかにするよう求めるとともに、同社の製品と特許発明の技術的範囲との関係について主張が無い点について指摘しました。これに対し株式会社プラッツより、同社の製品は上記2件の特許発明の技術的範囲に属さず、上記2件の特許には無効理由がある旨回答がありましたが、具体的な根拠の説明はありませんでした。

 

●平成29年4月28日:
 株式会社プラッツに対し、改めて同社の製品が特許発明の技術的範囲に属さない理由および特許無効とその根拠を含む同社の主張を明らかにするよう求めました。これに対し株式会社プラッツより面会の提案がありました。

 

 そして平成29年6月13日及び平成29年7月7日、双方代理人同席の上、直接面会の場で技術論争を行なったものの、主張の開きは大きく、見解の差は埋まりませんでした。併せて同社の製品が追加の特許権1件を侵害する旨指摘し、引き続き協議を重ねて参りましたが、交渉に進展が見られなかったことから、やむを得ず今回の提訴に至りました。

 

■当社の技術に対する考え方について
 当社は「先進の技術と優しさで、快適なヘルスケア環境を創造します」を企業理念として掲げ、医療や看護に求められるものを理解し、現場の課題を解決できる力になるため、技術開発に注力し、さまざまな製品を提供してまいりました。
 企業が多くの試行錯誤を経ながら取り組んだ技術開発の成果は正当に保護され、尊重されるべきであり、各社が独自技術の開発に注力して快適なヘルスケア環境が実現される社会を整えていく必要があると当社は考えています。

 

■本件に関するお問い合わせ先
パラマウントベッド(株) 広報部
TEL:03-3648-1111  FAX:03-3648-5781