お知らせ

2024.07.03

介護施設の業務をワンタップで「見える化」~業務量記録アプリ「ときKANRI」で生産性向上を支援~

  パラマウントベッド株式会社(東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:木村友彦、以下「当社」)は、介護現場で業務内容と時間の記録が介護従事者の皆さまの大きな負担となっている現状を踏まえ、簡単なタップ操作で業務を記録し、自動生成データから見える課題を業務改善に繋げる、スマートフォンアプリ「ときKANRI(トキカンリ)」を開発しましたので、お知らせいたします。今後、介護現場での実証を実施し、来年春以降にアプリ及びそれを活用したサービスの提供を目指してまいります。

ときKANRIのアイコン。

 当社は「ときKANRI」の開発・提供を通じて、介護従事者の皆さまの業務負担の軽減を図るとともに、業務効率化により生み出された時間を直接的な介護ケア業務に充て、施設利用者とのコミュニケーションを増やしていただけるよう、介護従事者と施設利用者の双方のウェルビーイング実現に一層貢献してまいります。

■開発背景
 高齢化率が上昇し続ける日本において、介護業界の人材不足が深刻化しており、介護現場の業務効率化は喫緊の課題となっています。こうした背景から、2024年度介護報酬改定では、介護施設に生産性向上の取り組みを促す「生産性向上推進体制加算」が新設されました。
 見守り機器などICT機器の導入のほか、生産性向上の取り組みによる効果を示すデータの報告が年度ごとに求められ、業務量調査(タイムスタディ)は重要な要素となりました。しかし介護施設では、独自にタイムスタディを実施しようとすると大きな手間が生じる可能性があります。
 当社は「ときKANRI」を開発・提供することで、介護施設の負担減を図るとともに、アプリとICT機器のセット導入による相乗効果が業務改善に貢献することを目指します。

■「ときKANRI」の主要機能(特許出願中)
・スマートフォンのワンタップで業務の内容や時間が簡便に記録されるほか、誤操作防止・入力忘れ防止などの機能も充実しています。
・業務記録を終えると自動でグラフが生成され、スマートフォンに加えてウェブでも閲覧可能です。フロアごとの集計や従事者間の比較もウェブで簡単に作成できます。
・「生産性向上推進体制加算」が規定するタイムスタディ調査票のエクセル書式に合わせて、調査結果の自動出力が可能です。

アプリの記録画面。

業務記録のグラフの一例。