2024.05.14
「更年期世代の女性社員と職場をサポートする」法人向けフェムテックサービスを開始 ~カウンセリングに睡眠の可視化を加えた伴走支援プログラム~
パラマウントベッド株式会社(東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:木村友彦)は、株式会社陽と人(ヨミ:ひとびと、本社:福島県伊達郡国見町、代表取締役:小林味愛、以下陽と人)と共に、更年期世代の女性社員とその職場をサポートする法人向けサービス「DE&I対応型ヘルスリテラシー研修」&「当事者への不調改善プログラム」を共同開発し、ライト版の運営を5月14日(火)より開始します。
当サービスは主に更年期世代の女性当事者向けと、企業組織向けの2つで構成されています。当社は、サービスの根幹となる⾮装着型の睡眠計測デバイスを提供し、睡眠データに基づくフィードバックを行う伴走支援プログラムを提供します。
両社は令和5年度 経済産業省「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の採択事業として『働く更年期女性の不調改善と職場での男性のサポート体制構築 実証事業』を実施し、働く40-59歳の女性を対象とした調査では、「更年期の不調改善プログラム」を実施した人の93%が、更年期の不調について「改善効果があった」と認められました。こうしたエビデンスや更年期カウンセラーのカウンセリングデータに基づいて、当サービスはより実践的な改善を目指しています。
※参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000094835.html
サービス開発の背景と目的
⽇本の企業で働く⼥性約3,000万⼈のうち、その4分の1を占める約750万⼈が更年期世代(45〜54歳)にあたり、今後この割合はさらに増えていくと考えられています。しかし、男⼥ともに更年期に関する理解は進んでいないのが現状です。経済産業省の統計では「更年期症状」による労働損失等の経済損失(⽋勤・パフォーマンス低下・離職・追加採⽤費⽤)は社会全体で約1.9兆円/年と試算*されています。当社は当サービスを通じて⼥性当事者及び職場の理解を深め、企業のウェルビーイングを高めることを目指します。
*:経済産業省「⼥性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」(令和6年2⽉)
「カウンセリングどまり」にならない伴走支援プログラム
従来においても、更年期障害に関するカウンセリングサービスはありました。しかし、当サービスは、いわゆる「カウンセリングどまり」にならないよう、伴走支援を含むプログラムです。
当サービスでは更年期世代の女性やその職場の方々を対象に知識研修を行うほか、更年期世代を対象に症状改善サポートプログラムを実施します。プログラムにおいては、当社特有の睡眠計測デバイスを使って対象女性の睡眠状態を可視化し、専門カウンセラーと個別カウンセリングを行うのみならず、カウンセラーのアドバイスのもとセルフケアを1か⽉継続していただき、その間の睡眠データをもとにフィードバックを受ける伴走支援プログラムとなります。また、知識研修や本プログラムによる社内の結果検証を企業にフィードバックします。
(※健康経営優良法⼈・健康経営銘柄「健康経営度調査」Q72に該当)
企業組織向けの「⼥性の健康課題に関する知識の向上研修」
女性社員の働きやすい環境や企業の健康経営を目指すには、「更年期の⼥性の不調の仕組み」を正しく理解し、⼥性のライフサイクル、⼥性特有の健康課題を知る必要があります。この知識は、当事者の女性のみならず、ともに働く管理職をはじめ男⼥が等しく理解することが重要です。
(※健康経営優良法⼈・健康経営銘柄「健康経営度調査」Q54、なでしこ銘柄「⼥性活躍度調査」Q8に該当)
⼥性特有の健康課題について学ぶ研修は下記2種類を用意しています。役職・性別等に関わらず、どなたでも参加可能です。
<A 知識研修(60分)>
⼥性特有の健康課題について、映像教材「無意識の偏⾒〜アンコンシャスバイアスに気づく」を使って学ぶことができるオンライン研修です。
<B 知識+思考体験型研修(120分)>
⼥性特有の健康課題をテーマとしながらも、最終的にDE&I(ダイバーシティ エクイティー&インクルージョン)を考えることができる体験型のワークショップ研修です。映像教材「無意識の偏⾒〜アンコンシャスバイアスに気づく」に加えて、参加者との対話によって⾃分の考えを深めるアクティブラーニング⼿法による実践・体感型ワークショップを展開。組織の「⾒えない健康課題」に対するより深い当事者理解と、具体的な⾏動のアウトプットを促します。
▼当サービスのポイント
▼当サービス協力関係者
実証事業の監修
宗田 聡 総合医療監修:広尾レディース 院長・医学博士
吉川 千明 更年期と加齢のヘルスケア学会認定メノポーズカウンセラー
株式会社陽と人(ひとびと)
「しあわせ・笑顔・豊かさの循環」をビジョンに、「地域と都市でしあわせが循環する社会」を目指し、地域に眠る「もったいない地域資源」を需要に即したカタチで価値化し、求められる場所へ届けていく、”仕組み”を創出していく会社です。
2020年1月には、福島県国見町の特産品である「あんぽ柿」の製造過程でこれまで廃棄されていた柿の皮を使用した、女性のデリケートゾーン専用のオーガニックスキンケアブランド『明日 わたしは柿の木にのぼる』をスタート。「持続的に農家さんを応援する仕組み」と、「すべての女性が、生き生きと輝ける社会」の実装を行っています。
https://hito-bito.jp
パラマウントベッド株式会社
1947年(昭和22年)に創業。病院用ベッドの専業メーカーとしてスタートし、その後、高齢化の進展を背景として、高齢者施設や在宅介護分野にも事業領域を拡大しながら、見守り支援システムをはじめとするさまざまな製品・サービスを開発してまいりました。医療・介護用ベッド等の製造販売事業をはじめ、近年ではベッド等の点検・メンテナンス事業、福祉用具のレンタル卸事業など、国内外においてヘルスケア分野を中心とした事業の多角化に取り組んでおります。
https://www.paramount.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
パラマウントベッド㈱ パブリックリレーショングループ
TEL:03-3648-1111
Mail:pb_pr@paramount.co.jp