2021.07.07
介護ベッドを音声操作、アプリに音声対応機能を追加
当社は、指先によるボタン操作が難しい方でも音声などの情報をもとに介護用ベッドを操作できる機能を開発しました。同操作機能は、昨年発売した在宅向け介護用ベッド「楽匠プラスシリーズ」の「ベッド操作アプリ」に追加され、2021 年7 月7 日より無料で利用可能となります。
同操作機能は、アップル社のオペレーションシステム(iOS※、iPadOS)を搭載したタブレット端末等と連携し、予め設定した「頭あげる」など介護用ベッドの動作を示す言葉を音声認識すると、無線で指示を送り介護用ベッドを動かすものです。連続で動作する時間を2 秒、3 秒などに設定することができるため、誤操作の際も設定時間内で必ず停止させるほか、背あげの連続動作角度を0~75 度以内で制限できるなど安全性にも配慮しました(特許出願中)。iOS、iPadOSと連携し介護用ベッドを音声操作できるのは国内初となります(当社調べ)。
また、音声以外では、身体が不自由な方の身体機能に対応した外部の操作スイッチ(入力スイッチ)と連携し、介護用ベッドを操作することも可能です。今後は、言葉を発することが困難な方が意思疎通を図る際に使用される意思伝達装置との連携も行う予定です(2021 年秋頃予定)。
厚生労働省によると、指先でのボタン操作が難しいと想定される筋萎縮性側索硬化症(ALS)や、脊椎損傷の患者が約20 万人以上いるとされています。当社は介護用ベッドを必要とされる方が一人でも多く安全・安心にご利用いただくために、同操作機能を開発しました。
タブレット端末の音声操作時のアプリ画面。 入力スイッチと連携しているアプリ画面。
「ベッド操作アプリ」のアイコン。
※OSはバージョン11以上が対象となります。
【本件に関するお問い合わせ先】
経営企画本部 広報部 鈴木
TEL:03-3648-1111(代表)
(記載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。)