cococia 利楽 flow エアマットレス ここちあ りらくフロー

体重設定から体位変換、姿勢保持を
全自動で行う床ずれ防止エアマットレス

自動体位変換機能付きエアマットレスを使用する上で、多くの方が心配する「ずれ」「転落」を予防。
独立した4つのエアセルで自動的に体位変換をおこなう「スモールフロー機能」や、
背あげしたときの姿勢保持をサポートする「バックサポート機能」などを自動的に実行します。

特長

電気コードを差し込むだけで、
エアマットレスのかたさ調節も体位変換も全自動。

1 急速起動
  • 電源コードを差し込むと、大容量ポンプの搭載により、約10分で立ち上がります。
  • 独自のビルトインポンプ方式なので、ポンプの配置やカプリングの接続など一ヵ所で簡単におこなえます。
2 自動設定
  • ご利用者様を寝かせるとi-fitting(かたさ自動運転機能)がスタート。マットレス内部の空気の流れを解析します。
  • 体重や体形に合わせてかたさを自動的に設定します。独自のセンシング技術により体重や体形による沈み込みを自動検知・解析するので、使用前の体重設定が不要です。
OK 全自動運転
  • AIを利用し、さまざまな体重・体形での、さまざまな動作パターンを学習させてつくりあげた独自の制御アルゴリズムを搭載したi-fitting(かたさ自動運転機能)が、常に姿勢や背角度に合わせて運転します。
  • スモールフロー機能(自動体位変換機能)やバックサポート機能、自動しっかり機能を搭載。前機種・ここちあ利楽が実現させた全自動運転が、さらにグレードアップしています。
  • 停電した場合には、自動的にバルブを閉じて、空気の排出を停止し、約2週間は空気を保持することができます。
独自の自動検知技術 i-fitting(かたさ自動運転機能)
体重連動自動調圧
体重に適した圧力にエアを調節する機能です。独自のセンシング技術で体重を検知し、20㎏から180㎏までの範囲で自動判定します。検知した体重に応じてマットレスのかたさを18段階で調節します。
体形連動自動調圧
体形に適した圧力にエアを調節する機能です。姿勢の変化を判断して、内圧をコントロールし、マットレスのかたさに反映させます。円背や拘縮、骨突出などがある方の体形に応じて、沈み込みすぎないかたさに自動設定します。
背角度連動自動調圧
変化していく背あげ角度にリアルタイムで対応し、ベッドの背あげ角度に適した圧力にエアを調節する機能です。底づきを抑止しながら、背あげが終了するまで全自動で動作します。
i-fitting の体重・体形計測の仕組みは、水を一杯にしたお風呂からあふれ出た水の量で、およその体重を計測できる「アルキメデスの原理」と同じようにご利用者様を寝かせたときにエアセルから押し出される空気の量と勢いから、体重、姿勢、体形を推測しています。

全自動運転は、ここまで進化。
床ずれ防止機能や、自動しっかり機能を新搭載。

安静 スモールフロー機能
ご利用者様を寝かせると、4つの湾曲形状のエアセル「スモールフローセル」が15分間(従来のエアセルによる圧切替機能1周期)に1つずつ、時計回りにゆっくりと膨張し、ゆっくりと収縮します。エアセルの膨らみや縮みによる違和感を与えにくい小さな体位変換で、同じ部位に圧力がかかり続けることを予防します。また手足の緊張感の軽減にもつながる機能です。
身体とのフィット感にこだわったオリジナル形状

胸郭、臀部、大腿部の湾曲に沿わせるオリジナル形状のスモールフローセルを新開発。頭側は肩甲骨外側の縁に沿わせるように、足側は骨盤を包み込むように配置し、身体とのフィット感を高めています。

4つのセルが独立して動作

スモールフローセルを、胸部や臀部の左右、計4ヵ所に配置しています。各セルは同時に動作せず、1つずつ独立して動きます。

安全対策 状況に応じた設定変更が可能 操作パネルを操作して、4つのスモールフローセルの中から動かしたくないセルのみ動作を中止させることができます。体位制限のあるご利用者様に合わせて使えます。 寝位置と背角度を自動検知し、ずれや転落リスクを軽減 下層ウレタンクッションをはさんで寝位置センサーを配置しています。ご利用者様の寝位置や背角度を自動検知し、スモールフローセルの動作を制御します。身体のずれや転落リスクの軽減につなげます。
背あげ バックサポート機能
ベッドの背角度が約30°以上になると、4つのスモールフローセルが同時に膨らみ、背あげしたときの姿勢保持をサポートします。
上半身のふらつきを抑える

胸部に配置されたスモールフローセルが、胸郭を両側から支えて、背あげしたときの上半身のふらつきを抑えることで、ベッドからの転落を予防します。

床ずれリスクの高い臀部を包み込む

臀部に配置されたスモールフローセルが、床ずれリスクの高い臀部を両側から包み込み、身体の接触面積を拡大させて体圧分散性を向上します。また大腿部の裏側を支えて足側への滑り落ちを防ぐことで、床ずれの要因となる身体のずれ落ちを軽減します。

安全対策

スモールフローセルの内圧が一定値を超えると、空気の供給を中止します。体圧の極端な上昇やエアセルによる挟まれ感を軽減します。

バックサポート機能の使用で、体圧を約10%低減
端座位/離床 自動しっかり機能
ご利用者様の起きあがりやマットレス端部への寝返り、端座位を検知し、マットレス全体の内圧を自動で上げてかたくします。膨らんでいた4つのスモールフローセルは自動で縮みます。ご利用者様の座った姿勢を安定させることで、ベッドからの立ちあがりや移乗のしやすさに配慮しています。
自動しっかり機能がONになる条件
  • 起きあがったとき(背角度が20° 未満のときのみ)
  • マットレス端部へ寝返りしたとき
  • 端座位をとったとき

※ONに移行する時間は3秒~10秒になります。

自動しっかり機能がOFFになる条件
  • マットレス中央で10秒静止したとき
  • マットレス端部で5分静止したとき
  • 自動しっかり機能がONになってから60分経過したとき
端座位、移乗、リハビリテーションの待ち時間を短縮

■ご利用者様が端座位をとれるかたさへ(通常の約2倍のかたさ):約1分
■ 医療・介護スタッフが乗っても大丈夫なかたさへ(通常の約4倍のかたさ):約2分

ご利用者様の状態を自動検知し、姿勢を判定

下層ウレタンクッションをはさんで配置した寝位置センサーが、ウレタンクッションの沈み込みを計測して姿勢を判定。必要な際に自動しっかり機能を作動させます。

優れた体圧分散性能を実現し、
自然な寝心地、マットレスの扱いやすさにも配慮。

パラマウントベッド製マットレスにおいて、もっとも高い体圧分散性を発揮しながら、エアセルの凹凸感を感じさせにくい自然な寝心地を備えています。
さらに、スタッフの作業軽減に配慮し、エアマットレスをより簡単に、より安全に扱えるような機能を搭載しています。

体圧分散 独自の技術による体圧分散性能
①底づき予防の下層を加えた厚さ17cm

底づきを予防するために、最下層に4cmのウレタンクッションを配置しています。これにより、エアセルをより一層やわらかくでき、体圧分散性を向上しています。

②圧切替機能

3連圧切り替えにより、エアセルの内圧を2つおきに順番で低くしたり高くしたりすることを繰り返して、同じ部位に圧力が加わり続けないように動作します。 

③自然な寝心地に配慮した独自構造

エアセルを3本ずつ連結させてユニット化させた設計です。各ユニットの自立性が高いので、身体を横たえた際にもエアセルの折れ曲がり、倒れが起きにくくなりました。そのためエアマットに特有なエアセルの凹凸感が少なく、ウレタンマットレスに近い安定した寝心地を実現しています。

④シーツを簡単に固定できるシーツストッパー

マットレスの四隅に、ループ状のシーツストッパーを付けているので、シーツの端を巻き込むだけで固定できます。体圧分散効果が損なわれないように、シーツの張り具合を簡単に調節できます。

体重20㎏~180㎏の方に対応可能

耐荷重を180㎏に設定。体重180㎏の方でも底づきせずに使用できます。

安全・安心 安心してお使いいただくために
停電時もエアを保持

電気の供給が途絶えると、自動でエアの漏出を防ぎ、約2週間はマットレス内のエアを保持。災害などにより電源が確保できない場合にも安心です。

大きくわかりやすい緊急排出装置

緊急時には、ポンプからカプリングを外すことでマットレス内のエアを素早く排出して、迅速にCPRへ移行できます。

メンテナンスが簡単

エアセル、ポンプ、寝位置センサーはカバーから取り外しやすくメンテナンスが簡単です。また、ポンプ部と寝位置センサー部には防水カバーを設け、そこに電装部品を集約することで防水性にも配慮しています。

着脱式の電源コード

電源コードのみの交換が可能な着脱式です。両側にロックを付けており、不意の外力で抜けにくい仕様です。

簡単操作 操作ゼロで運転スタート操作パネルで手動による操作も可能

電源を入れるとかたさ自動運転機能がスタートするため、特に操作は不要です。操作パネルでは、スモールフロー設定ボタンを押して個別にセルの動作を中止させたり、しっかりモードボタンを押して任意のタイミングでマットレスをかたくすることが可能です。

お客様の声

機種一覧

清拭タイプ
さまざまなウイルスに効果を発揮する次亜塩素酸ナトリウムによる清拭消毒に対応する耐薬品性・防水カバー。
通気タイプ
取り外して洗浄できる通気・通水カバー。