お知らせ

2019.05.30

【新製品】リハビリに特化した動画撮影・編集・管理一貫システムを発売

 当社は、理学療法士などの専門スタッフが患者の動作を撮影し、評価や指導しやすいよう動画の編集、管理まで行えるリハビリテーション支援システム「Trotto(トロット)」を、6 月3 日に発売します。

 近年、高齢化に伴いリハビリテーションを必要とする患者が増加するなか、医療・介護の現場では、患者が自分の動作の課題、改善点を理解しやすいよう撮影動画を活用した評価や指導が行われています。しかしながら、専門スタッフが一人で患者の動作介助と撮影を同時に行うことが難しい点や、評価や指導のために動画をパソコンで編集するなど手間が多いこともあり、撮影作業は大きな負担となっていました。
 「トロット」は、キャスターが付いたスタンドにカメラ、タブレットパソコン(以下、タブレット)が装備された構造で、リハビリテーション支援を目的にカメラの設置、動画の撮影・再生・編集・管理を一貫して行えるシステムです。歩行、移乗、食事、書字、眼や口唇の動き、顔の表情などの各動作を上部や側面から3 つのカメラを使い撮影します。タブレットモニターにて、スタッフが撮影された映像を即座に患者と共有できるほか、動きや姿勢だけでなく、動作の所要時間、距離、角度などを測定し表示させることや、過去や目標の動作と比較しやすいよう並べて動画を再生させることができるため、患者の状態や変化を客観的に評価しやすくなります。撮影に必要だった機材や編集・管理機能が集約されたことで、動画撮影に関わる作業時間が短縮されます。
 当社グループは、リハビリ機器分野を注力すべき新規事業領域の一つと位置付け、業務効率化やリハビリテーションの質向上につながる製品・サービスの開発を推進してまいります。
 なお、当製品を6 月9 日から8 日間、神戸市で同時開催される「第13 回国際リハビリテーション医学会世界会議」、「第56 回日本リハビリテーション医学会学術集会」に出展します。

                

 トロット(価格はオープン)        介助しながら動作を撮影している様子      動画を共有しながら指導している様子

※下記リンク先にてトロットの説明動画をご覧いただけます。

・トロット説明動画

ニュースリリース