お知らせ

2021.11.16

「抱え上げない介護」を促進 ベッド設置式リフトを発売

当社は2021年12月1日、ベッド設置式介護リフト「エレベオ」を発売します。

 介助者の身体的負担の軽減とともに、操作性や利用者の快適性も追及しました。介護リフトは、ベッドから車いすやポータブルトイレなどへ利用者の体を持ち上げて移動させる福祉用具です。「エレベオ」は、ベッド設置式の介護リフトで、ベッドに設置した支柱を軸にアームを回転させ、アームの先にあるハンガーを垂直に上下し利用者を移乗させます。部屋のレイアウトや使い方に合わせて、ベッドの頭側・足側、右側・左側、いずれにも取り付けが可能で、当社在宅用介護ベッドに適合します(一部機種を除く)。最大の特長はリフト用の手元スイッチでリフトだけでなく、ベッドの高さ調整も行えることです(KQ-788L限定)。介助者が手元スイッチを持ち替えることなく、利用者から手を離さずにスムーズな介助が可能となります。
 さらに、降ろしたい位置に利用者を降ろせるアームの長さや介助スペースを確保するための支柱の位置やフレーム形状を追求しました。アームは、昇降する利用者の腰の位置がベッド中央(リクライニング時の床板の屈曲位置)に来る長さに設計。また、支柱やフレームが介助者の動きを遮らない位置に設置することで、作業スペースを確保し、より利用者に近づいた介助が可能となります。価格、仕様は別紙の通りです。

【背景】介護の現場では、無理な姿勢での移乗動作などによる、介助者の腰痛が大きな問題となっています。近年、利用者を力任せに抱え上げずに、福祉用具を利用する安全な介助方法「ノーリフティングケア」を実践する高齢者施設が多くあります。介護する方・される方両者にとって、安心して安全に介護を行うためには、介護リフトをはじめとした移乗用具の活用が効果的です。

ニュースリリース